ごあいさつ

このたびは「東北☆家族」に興味を持っていただき、誠にありがとうございます!
それでは少し、このプロジェクトなどについて、ご説明させてください。

東日本大震災が発生した2011年3月から、早くも2年が経過しましたが、この間ずっと、メディアが伝えるトーンにやや違和感を抱いてまいりました。震災の話と言えば、美談か悲惨な出来事ばかり。メディアが描く「被災者」といえば、「可哀そうで」「気の毒で」「不憫な人たち」ばかりです。

その結果、今や被災地を知らない人々は「震災」「復興」といった言葉を聞くだけで、「重い」「つらい」と拒否反応を示し、過去のものとしてふたをしたくなっている、そんな空気を感じずにはいられません。その証拠に最近は、メディアもほとんど、震災の話題を取り上げなくなっています。理由は、報道や掲載をしても、視聴率、読者獲得につながりにくくなったからでしょう。

しかし、私たちが通い続ける東北は「被災地」という異常事態に、もともと独特な文化や考え方を持つ人々の面白さがあいまって、不謹慎かもしれませんが、何ともいえずクセになる「やめられない土地」なのです。もちろん、震災はとてもとても重い出来事でした。が、それを体験した「被災者」とは、人間の可愛さやせつなさ、おかしみに溢れ、それなりに利己的で、それなりに立派な、私たちと同じ普通の人々です。もちろん、胸の奥には今も、大きな哀しみと苦悩が鎮座しているでしょう。それでも人間の本能なのか、笑うことを 忘れずに、毎日足を踏ん張って生きている。彼らの姿に心打たれるからこそ、今も「東北」に通い続ける人がいるのではないでしょうか。

また、東北以外の場所では、「被災地のために何かやりたいと思ってきたけれど、どうしたらいいのかわからない」と、悶々としている人たちにも、たくさん出会いました。本来の魅力的な東北を発信し、支援の敷居を低くするためにはどうしたらいいのか……。考え続け、思いを共有した先に、『東北☆家族』のキャラクターたちが誕生したのです。

今のところ私たちは、会社でもNPO団体でもありません。普段は、それぞれの分野でフリーランスとして活躍するクリエイターがメインです。持てる技術を惜しみなく出し合って、息の長い、持続可能な働きにしたいと話し合っています。私たちの思いに「協力したい」と言ってくださる協賛者の方々も、ぞくぞく名乗りを上げてくださるようになりました。もしも、ご賛同いただければ、あなたもぜひ一個人として『東北☆家族』プロジェクトに参加してください。楽しいキャラクター達が全力で、あなたの想いをサポートします。

『東北☆家族』プロジェクト
代表 シオサカヨシコ

組織概要

  • 名称[東北☆家族プロジェクト]
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  • 代表
  • シオサカ・ヨシコ[原案・ライター]東京都在住
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  • メンバー
  • ワタナベ・マキコ[イラストレーター]上海市在住
  • モリ・アヤカ[ Web制作]上海市在住
  • オカダ・クニコ [カメラマン(スチール)]大阪市在住
  • キタデ・サオリ [アドバイザー(権利関係)]東京都在住
  • ナカサト・ミユキ[アドバイザー] 石巻市在住
  • タムラユキエ(グッズ販売・石巻立町復興ふれあい商店街)

<連絡先>

e-mail info@thk.moo.jp